SONY CSL Tomonamiとは
<SONY CSLとの協業によるTomonamiプログラムについて>
2022年、陶芸作家・吉田幸央氏よる紹介でSONY CSLアレクシーアンドレ氏に出会い、四ツ井作品のデザインをサポートするオリジナルソフトウェアを開発することになった。過去から現在までの四ツ井デザインの特徴を何度も何度も調整し作り上げたTomonami for YKD1(四ツ井キモノデザイン1)。これまでの手描きによるデザイン模索をこの「ともなみ」を使用することによって、今までよりも飛躍的にスピーディーに探究できるようになった。たとえれば、ワープロが世に出る前、文章を推敲する際に手書きで改行や段落変更、文の追加、削除をしていた作業がワープロが普及したことによって、格段に作業効率があがったのに近い。あくまでデザインするのも手作業で制作するのも人間だが、デザインの可能性をパソコンと手描きの両使いすることにより、短時間でデザインの更なる深堀りが加速し、結果、より多くのデザイン展開が可能になった。この素晴らしいソフトウエアが出来あがり、それを使いこなすことで四ツ井作品も進化を加速している。伝統工芸にもパソコンを使用し新しい可能性を感じる作品を散見できる時代となったがまだまだ少数派であることは間違いない。最終的には手仕事となる伝統工芸だが、作家のニーズにマッチしたパソコンを使うことで更なる伝統工芸の進化、発展に貢献できるのではないだろうかと感じている。
今も、Tomonami YKD3はより使い易く進化し続けている。この「ともなみ」とともに進化しつづける四ツ井作品に今後もご期待いただければ幸いである。

アレクシー アンドレ(SONY CSL)とアトリエにて
Tomonamiを使いデザインした着物「松韻」

